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2022.01.11 Nani Cole

老舗製缶メーカーが手がけるカラフルな缶ケース「Canday缶」

2022年1月8日放送Nani Coleゲスト
石川貴也さん（側島製罐株式会社）

　1月8日放送の情報コーナー「ナニコレ」には、110有余年の歴史を持つ側島製罐株式会社の6代目承継を予定する石川貴也さんが出演。その老舗製缶メーカーが手がける18色３形状のカラフルな「Canday（キャンディ）缶」を紹介しました。

　石川さんは政府系金融機関や中央省庁を経て、2020年4月から愛知県・大治町にある家業の製缶メーカーへと戻り、早期から経営理念の策定やデジタル化、プロ人材採用などを進め、既存事業の強化と事業領域の拡大に向けた取り組みを進めてきました。
　石川さんが番組で紹介したCanday缶は、ビタミンカラーやパステルカラーなどに彩られた、円形・正方形・長方形といった様々なサイズ、形状の金属製缶ケースです。このカラフルな缶ケースですが、10年間で300缶しか売れず、保管スペースを圧迫することもあり、いよいよ廃棄……という時、最後にツイッターでその状況を石川さんがつぶやいたところ、アニメやアイドルファンが大切なファングッズ（フライヤー、クリアファイル、缶バッジなど）の保管に最適だと注目し、通販で売ってほしいという声が多数寄せられました。さらに、アニメ・コミック・ゲーム関連商品の販売チェーン店などからも取り扱い依頼が来るなど、手ごたえを感じた石川さんら側島製罐は、長い歴史の中で初めてtoCに挑戦することを決意しました。
　側島製罐は創業来、長らくお菓子や海苔、乾物・薬品・ワックスといった業務用金属缶の製造・卸売りを手がけてきました。時代の変化やコロナ禍で缶を使ったパッケージ需要が減少するなか、このCanday缶の事例は、これまで取り組んでこなかったコンシューマ（消費者）と向き合い、SNSなどを活用することで、新たなニーズに応えた好例だと言えます。
　番組では石川さんが缶ケースの意外な活用事例として、スマートキーの仕組みを悪用して車を盗む「リレーアタック」の防止に役立つことを紹介しました。スマートキーからの電波を遮断できる金属缶に入れることで、リレーアタックによる被害を防ぐことができます。実際にリレーアタック対策方法として、大手自動車メーカーや自動車保険会社のホームページでも紹介されているので、参考にしてみてください。
　古くから製造されてきた缶ケース。これからも消費者の声に耳を傾けた、新たな缶ケースの活用方法に期待したいですね。

　Canday缶の購入は下記ウエブサイトをご覧ください。また、収録動画も併せてご視聴ください。

●SOBAJIMA sobajima.thebase.in