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大学と地域が交錯する新たな「知」の広場。名古屋大学駅直結の共創拠点「Common Nexus」と、12月開催の祝祭「コモの市#02」

Nani Cole(ナニコレ)とは
THINK ABOUT THE FUTURE feat. Startup [N] の番組内で、毎月1組に自社商品のPRから企画やイベントなどを告知してもらう情報コーナーです。

2025月11月1日放送Nani Coleゲスト
礒崎 葉奈さん(東海国立大学機構 Common Nexus/ 株式会社ロフトワーク)

2025年7月、名古屋大学駅に直結する場所にオープンした東海国立大学機構の新たな施設「Common Nexus(コモンネクサス、愛称:ComoNe)」が、地域社会とアカデミアをつなぐハブとして大きな注目を集めています。

そして12月20日(土)、この場所で「探究」と「夢中」が交錯する全館イベント「コモの市#02」が開催されます。

本記事では、このユニークな施設の全貌と、今回開催されるイベントの見どころについて詳しくご紹介します。

■日常と非日常が呼吸する場所:「Common Nexus(ComoNe)」とは Common Nexusは、東海国立大学機構(名古屋大学・岐阜大学)が掲げる「Make New Standards for The Public」を体現する施設として誕生しました。

 その名称は「Common=共有知」と「Nexus=つながり」を意味しており、学生や教職員だけでなく、近隣住民や企業、子どもたちなど、すべての人に開放された「みんなのコモンズ」であることを目指しています。

ユニークな建築と多様な機能 施設の大きな特徴は、地下をメインフロアとしながらも、自然光を取り入れた開放的な建築デザインにあります。屋上は全面が芝生で覆われた緩やかな湾曲状になっており、地面をめくり上げたような独創的な形状は、まるで公園のような佇まいを見せています。 館内には、訪れる人々の創造性を刺激する多様なエリアが設けられています。

• ROOTS BOOKS: 大きな本棚とソファがあるエリアで、棚主として自分のルーツとなる本を並べることができます。

• FAB SPACE / STUDIO: 3Dプリンターや刺繍ミシンなどのデジタル工作機器を備え、アイデアを形にしたり、撮影ブースで発信したりすることが可能です。

• GALLERY: 東海エリアのアーティストと大学の研究者がコラボレーションした「STEAM作品」などが展示され、問いかけを社会に発信します。 • LOUNGE / KOAGARI: 靴を脱いで車座になって話せるスペースや、コワーキング機能を持つラウンジなど、多様な交流の形をサポートします。 「ハレ」と「ケ」のリズム ComoNeは、普段は黙々と作業や思索にふける「ケ(日常)」の場として機能する一方、そこで生まれたアイデアや活動を社会にひらく「ハレ(非日常)」の場も重視しています。日常の積み重ねを、3ヶ月に一度のお祭りで爆発させる。その象徴となるのが「コモの市」です。

■12月20日開催:「コモの市#02」の見どころ

「コモの市」は、ComoNeで活動する多様な人々が一堂に会し、日頃の探究活動やプロジェクトの成果を披露する3ヶ月に一度のフェスティバルです。第2回目となる今回のテーマは、「子どもから大人まで、夢中が交わるマーケット」です。 世代やジャンルを超える「ねのねプログラム」

回の目玉の一つは、市民・研究者・クリエイターが共に探究する「ねのねプログラム(第2期生)」の活動発表です。参加者は小学生から社会人まで幅広く、取り組むテーマも「ロボット」「広告」「オカルト」「福祉」「香り」など多岐にわたります。

普段の生活では交わらない世代や所属の人々が、互いの活動を覗き込み、「何をしているの?」「一緒にやったら面白そう」といった偶発的な化学反応が生まれることが期待されています。

知的好奇心を刺激する展示と体験 会場では、ユニークな企画展示やワークショップが多数用意されています。

「土地×人×オカルト」展: 愛知に残る「キョウフ」の気配を追った3ヶ月の調査記録を公開。オカルトスポットの紹介や、カードゲーム形式の儀礼創作体験など、未知の気配に触れることができます。

• UPBEAT International Schoolのプロジェクト: 小学生たちが「サイエンスとその活用」をテーマに、リニアモーターカーの模型工作や、愛知の魅力を伝える広告ブースを出展します。次世代の研究者たちの熱意に触れるチャンスです。

• ComoNeアカデミア: 大学の研究を基盤とした教育プログラムとして、研究者による科学実験教室(二酸化炭素を捕まえる実験など)や、アーティストユニット「パーフェクトロン」を招いたワークショップが開催されます。

食と対話で広がるコミュニティ 頭を使った後は、お腹も満たせるのがコモの市の魅力です。地域店舗によるキッチンカー(ホットドッグやスープカレーなど)に加え、名古屋大学農学部による農産物販売も行われます。 また、館内では「ComoNeラジオ」の公開収録や、異分野のゲストが語り合うクロストークイベントも開催され、偶発的な出会いから生まれる共創の可能性を探ります。

■未来への種まき 「ComoNe。ここで何をしよう。私のあたらしい世界がひらいてゆくね」——施設のコンセプトにあるように、ComoNeは単なる場所貸しではなく、訪れる人々の好奇心を触発し、新たな価値を共創する土壌となることを目指しています。 普段は交わることのない小学生の研究と大学教授の知見、アーティストの感性がフラットに交差する「コモの市#02」。12月20日は、名古屋大学駅直結のこの場所で、誰かの「夢中」に触れ、自分の中にある新しい興味の種を見つける絶好の機会となるはずです。

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【開催概要】

• イベント名: コモの市#02 ー子どもから大人まで、夢中が交わるマーケットー

• 日時: 2025年12月20日(土)10:30〜17:30

• 会場: 東海国立大学機構 Common Nexus(名古屋市営地下鉄名城線 名古屋大学駅直結)

• 入場: どなたでも参加可能(混雑が予想されるため公共交通機関をご利用ください)

• 公式SNS: Instagram (@common_nexus), X (@Common_Nexus)

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