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Nani Cole自動車の樹脂パーツ廃棄を減らす新機軸「樹脂溶接」に注目!
Nani Cole(ナニコレ)とは
Startup [N]の番組内で、毎週1組に自社商品のPRから企画やイベントなどを告知してもらう情報コーナーです。
2022年1月22日放送Nani Coleゲスト
佐藤広崇さん(株式会社エーミングサービス丸イ 代表取締役社長)
1月22日放送の情報コーナー「ナニコレ」には、株式会社エーミングサービス丸イ代表取締役社長の佐藤広崇さんが出演。環境にやさしい次世代の自動車修理を目指して、窒素溶接機による樹脂パーツの修理・再利用に取り組む、「樹脂溶接」を紹介しました。
佐藤さんは、トヨタ名古屋自動車大学校を卒業後、国家一級自動車整備士資格を取得。その後、ディーラーで自動車整備・鈑金整備を経験し、2020年7月に株式会社エーミングサービス丸イ(岐阜県・岐阜市)を設立しました。今回紹介した樹脂溶接は、ヘッドライトのステー修理とともに事業の柱になっています。また、鈑金整備やリサイクル事業などの自動車業界だけでなく、住宅リフォーム事業者や個人など幅広いユーザーからの問い合わせにも応えています。
ヘッドライトなどに使われているプラスチック部品の修理には、これまで接着剤やはんだごてで表面を溶かし接着するなど、簡易的な修理しか行われておらず、接着面の強度不足などから、樹脂パーツの再利用は困難だと言われてきました。そのため、事故などでクルマを修理する際は、新品または中古部品への交換が主流でした。
エーミングサービス丸イでは、米国製の窒素溶接機を導入し、壊れたプラスチック部品を溶接するという、これまでとは異なる手法で樹脂パーツの修理・再利用を手掛けています。この窒素溶接機が日本では殆ど普及しておらず、海外との技術的な開きがある現状を危惧する佐藤さんは、窒素溶接機の販売や技術サポートにも積極的に取り組んでいます。
佐藤さんによれば、この窒素溶接機による修理は難しいものではないと言います。昨年、佐藤さんが自動車整備の専門学校で行ったプラスチック修理の授業では、実務経験がない学生でも1日で完璧な修理を行ったという事例を挙げ、樹脂パーツの再利用を促すには、この樹脂溶接という修理方法の存在を多くの方に知ってもらうことが重要だと、番組リスナーに訴えました。
以前に経験した板金事業の現場で、毎日大量に廃棄されるプラスチック部品に危機感を覚えたという佐藤さん。このプラスチックの溶接修理が、自動車業界全体の環境への取り組みをはじめ、自動車の修理事業者や修理を依頼する個人が抱く、多くの悩みを解決してくれるツールになると感じ、自社事業のサービスの柱の一つとして取り組んでいます。このサービスを手掛けたことで、部品が廃盤になって交換ができないクルマや、部品入手が困難な輸入車オーナーなどからの問い合わせや依頼が多く寄せられ、とても喜ばれているとしました。
サービスや樹脂溶接について詳しく知りたい方は、下記ウェブサイトをご覧ください。また、収録動画も併せてご視聴ください。
●ECOWEL aimingservice-marui.com
●YouTube動画 youtube.com