[N]ews

Need to know

Startup [N] 夏の特別講座:メタバース[第2週]

粟生万琴のNeed to know
番組ナビゲーター粟生万琴が、いま知っておきたい旬の話題をピックアップして紹介するコーナーです。

2022年7月9日放送Need to knowゲスト
吉田かずあきさん(SunnyDAOファウンダー/MediaDAO NFT・メタバースイベントマネージャー)

7月9日放送「粟生万琴のNeed to know」には、SunnyDAO(サニーダオ)ファウンダーで、MediaDAO(メディアダオ)ではNFT・メタバースイベントのマネージャーを務める吉田かずあきさんが出演。番組ではこの夏リスナーの皆さんと1つのテーマについて一緒に学ぶ特別講座を開講。話題の「メタバース」について5週にわたり皆さんと一緒に学んでいきます。

第2週は、初心者にも安心してはじめられるメタバースのプラットフォームなどについて伺いました。アバターなどを使いリアルタイムでコミュニケーションができる仮想空間であるメタバースを、オンライン上の「1つの場所」だと例える吉田さん。その吉田さんに、気軽にはじめたい、体験したいというメタバース初心者向けのプラットフォームについて聞いたところ、「cluster (クラスター)」を薦めてくれました。クラスターの魅力は、スマートフォンやPC、VR機器など様々な環境から簡単にバーチャル空間に入ることができ、イベントに参加したり、友達とコンテンツを楽しんだりできます。なにより日本製のプラットフォームなので安心して利用できるのがお薦めの理由です。運営・開発を手がけるのは京都大学理学部で宇宙論と量子コンピューターを学んだ加藤直人氏がCEOを務めるクラスター株式会社です。

また、メタバースの市場性についても触れ、ニュースなどで「メタバース内の土地が高値で売買された」「アバター用バーチャルウエアにアディダスやナイキなど有名ブランドが続々と参入」など話題になっています。これら、実際にはないものが、なぜ取引されているのか。といった疑問に対して吉田さんは、「土地であれば利用の権利ということで手に入れ、プラットフォームに集まる住民を対象に、そこでサービスや販売などビジネスが行えます」と答えるとともに、仮想の土地であっても、現実世界と同様に交通の便がいいなど、条件の良い土地が高くなる傾向にあることを強調しました。さらに、現実社会にあるビジネスをメタバース上で行いたいといったサービスプロバイダーも多く、最近では、利用に際してデジタルリテラシーが求められるメタバース内で就活を行い、デジタル・テクノロジー感度の高い人材獲得に取り組んでいる事業者などが話題になっていることを付け加えました。

これらメタバース内でのビジネスの多くにはNFT(非代替性トークン)が使われていますが、今後はNFT以外での売買が可能なプラットフォームが登場する可能性にも触れ、メタバースの未来象についても言及しました。

次回、第3週では、メタバースにおける問題や課題などについて聞いていきます。次週もお楽しみに。

●MediaDAO media-dao.net